
3D CFD VECTIS における詳細化学反応計算の加速と高精度化


3D CFD VECTIS における詳細化学反応計算の加速と高精度化
Dr. Evgeniy Shapiro、シニアプロダクトマネージャー、流体力学、Realis Simulation
日本ユーザー会議 2025
内燃機関(ICE)のシミュレーションにおいて、燃料組成の影響や排出物の生成を正確に予測するためには、詳細な化学反応メカニズムの導入が不可欠です。しかし、その計算コストの高さが実用上の大きな制約となってきました。このたびVECTISに新たに実装された機能では、熱力学的・化学的状態が類似するセルをクラスタ化する手法を導入。これにより、ソース項の計算を最大10倍高速化し、シミュレーション全体の計算時間も最大2.5倍短縮することが可能となりました。この革新的なアプローチにより、より広範なパワートレイン開発フローにおいて、高忠実度な燃料と排出物モデリングを実用的に適用することができるようになります。
この技術は、Realis SimulationとLOGEによる共同研究の成果であり、[2025年9月19日に開催]((https://www.realis-simulation.com/ja/about-us/events/JUC-2025/)される2025 日本ユーザー会議にて、Dr. Evgeniy Shapiroが発表を行う予定です。
Realis Simulation、旧称 Ricardo Software。
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