
ギア鳴きを最小限に抑えたEVトランスミッションのSABRによるコンセプト設計


ギア鳴きを最小限に抑えたEVトランスミッションのSABRによるコンセプト設計
David Parkin-Moore、SABR プロダクトマネージャー、Realis Simulation
日本ユーザー会議 2025
本研究では、SABRを用いてコンセプト段階の電気自動車用トランスミッション設計を行います。対象となるのは並行軸単速トランスミッションで、変数としてはセンター距離の調整、ベアリングの選定、ギア比の選定、ギアのマクロジオメトリ設計が含まれます。重量、たわみ、ギアのミスアライメント、そして最終的なギアのNVH性能などの指標に基づき、複数の異なる設計コンセプトを比較します。
SABRには、耐久性、剛性、NVH励起に関するさまざまなコンセプトを迅速に評価するための多くのツールが備わっています。これらのツールを用いて、ユーザーは設計初期段階で迅速かつ方向性のある判断を下すことができ、詳細設計フェーズでの修正が困難な問題の発生を防ぐことが可能になります。
この研究の結果は、Lubor Buric によって 2025 日本ユーザー会議で2025年9月19日に発表されます。
Realis Simulation、旧称 Ricardo Software。